事件の2日後にみのは会見を開き、そこで「責任という言葉で言えば20歳までと思う。でも僕は報道番組をやってるのでどうしても気持ちが揺れ動く。日本の報道の社会って面白い。みのもんたじゃなければ、こんなにお集まりにならないでしょ?」と、開き直った。この初期対応の印象の悪さが未だに残っている。
このあとは、TBSの情報番組『朝スバッ!』を降板。他のレギュラー番組もほとんどがなくなり、日本テレビ系『秘密のケンミンSHOW』の出演のみが続いてきた。
だが、かつてTBSの人気番組だった『学校へ行こう!』が7年ぶりに復活し、過去に司会を務めていたみのも起用された。1997〜2008年まで10年以上も続いた番組で、出演者のV6が結成20周年という大きな節目を迎えたため、再び特番として放送されたのだ。
そして、視聴率は17.8%を記録し、番組終了直前の午後9時43分ごろに『愛なんだ』のコーナーで三宅健(35)が涙を流した瞬間は22.1%を記録した。視聴率低迷にあえぐTBSでは、すぐに番組復活の話も飛び出しているほどだ。しかし、そう簡単にはいかない問題が残ったという。
「ジャニーズ事務所には、『学校へ行こう!』はみのさんのものではなくV6のものだ、という思いが強い。いまだに、世間の批判の中にいるみのさんが司会じゃなくてもいいと考えているんですよ。この番組を脚ががりにTBSに復帰するのでは? という情報が許せないようです。ジャニーズ関係者は、『みのさんは世間に許されていない』と考えてる」(制作スタッフ)
みのがTBSに出演するのは2年ぶりで、事件以降は一度も出演していなかった。
「番宣も、最初はみのさんを起用しようと考えていたようですが、途中から大きく変わりました。みのさんではなくV6が表面に出て番宣するようになった。他にも出演者はいますが、あくまでも、V6の結成20周年で復活したという企画ですからね。もし、この先もレギュラー番組として続けるのであれば、司会からみのさんは消えるでしょう。V6が司会も兼ねると思います」(スポーツ紙記者)
事件のイメージを消すことに失敗したという声もある。
「事件のときに、全てから消えていれば、いまごろは大手を振って復帰が出来たかもしれない。人物のイメージというのはそういうものです。視聴者からの批判の中で出演し続けた番組があったことが大きい」(男性週刊誌記者)
報道畑に戻りたいという強い希望を持っているみのだが、まだ不可能だろう。