「ランパブで働いている子って、微妙なんですよね。風俗やるほど自分を下げたくないけど、キャバ嬢じゃ大したお金にならない。だから、ヤラせないけど見せるのはいい、みたいなね。ストリップと一緒じゃんって思うけど、みんなで楽しく話したい庶民的な感覚も持ってたりして…」
その微妙な感じがたまらないという安田次郎さん(仮名・33歳)は、中堅のサラリーマン。彼もまたキャバクラじゃ、その場でドキドキできないし、風俗じゃ素っ気なさ過ぎるというので、ランパブに通いつめる微妙なタイプ。
「ランパブに行ってタブーなのがお触り。彼女たちは見せるのはいいけど、触られたら一気に引きます。ポイントは如何にジロジロ見ないで、普通のキャバクラみたいに盛り上げられるか。そうは言ってもやはり見ちゃいますけどね(笑)」
今年の5月、奈美ちゃんというランパプ嬢に会った安田さんは、週に2回ペースでお店に顔を出し彼女を指名していた。安田さんは、童顔だがスタイル抜群の奈美ちゃんを絶対にゲットしたいと思った。
そこで先ほどの法則に倣って嫌らしい目つきを避けてひたすら紳士的かつ面白おかしく話し続けた。そのころから安田さんは奈美ちゃんと同伴もするようになり、買い物にも付き合うようになった。
「もちろん、ブランド物のバックなんかも買いましたけど、一番多いのが下着。お店で着る下着は自分で買わなくてはいけないらしく、10着以上は買いましたね。もともとがランパブ嬢なので、試着している姿なんか見せてくれるんです。これどう? なんてね。そこまで来ればヤレるって思うじゃないですか…普通。でも、なかなか厳しかったです」
見せてはくれるけれどヤラせてはくれないランパブ嬢。その後も安田さんはお店に通い続けアノ手コノ手を使った。だが、ある日突然、奈美ちゃんはお店を辞めてしまい、結局ヤレずじまいに終わってしまったという。
その間使ったお金を見てみると、お店代、買い物代、同伴代、食事代、それ以外に乗り変わった女の子との食事代などが加算され、約100万円に達した。
ランジェリー姿でいるだけにガードが甘いと思いきや、それに反比例するかのように意外と股を固く閉じているようだ。
女を楽しむ方法はいくらでもある。裸を見るのも楽しいし話をするのも楽しい。しかし、一物を女体に入れるとなると話は別。もう少し気楽に入れてみたいもんだが、その欲求がビジネスになっている限り、どのみち男は苦労しそうだ…。