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西武、主力2選手の流出対策に「根本から考えて」ファンから厳しい声 過去25年で18名、FA流出が止まらないワケは

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 今シーズンパ・リーグ2連覇を達成し、来シーズンは3連覇を狙う西武。その西武が投手・増田達至、野手・金子侑司の両名に対し、複数年契約の提示を検討していることを複数メディアが報じた。

 報道によると、順調なら来シーズン中に国内フリーエージェント(FA)権を取得する見込みの増田、金子侑に対し、球団側は3年契約、あるいは4年契約の提示を検討しているとのこと。今シーズンの年俸は増田が1億円、金子侑が5700万円(ともに推定)と伝えられているが、こちらについても大幅に増額される見込みであるという。

 チームの守護神を務める増田は、今シーズン「65登板・4勝1敗7ホールド30セーブ・防御率1.81」といった成績を残しブルペン陣をけん引。一方、外野手の金子侑も「133試合・.251・3本・33打点・41盗塁」をマークし、3年ぶり2度目の盗塁王を獲得するなど結果を残している。両名とも投打の主力選手なだけに、球団側がFA流出を阻止しようと複数年契約を提示することはおかしな話ではない。

 ただ、ネット上の西武ファンからは期待の声以上に、「複数年で引き留めに動いてくれてありがたいけど、肝心の2人が受けてくれるか心配」、「浅村とか炭谷みたいに『1年1年が勝負』、『甘えを持ってやりたくない』とかいった理由で断られそう」、「もし断られたら来オフの残留は絶望的かも」などと、過去の所属選手の経緯を踏まえて不安視する声が多数挙がっている。

 「過去に西武からFA宣言した選手を見ると、今オフの秋山翔吾、昨オフの浅村栄斗(現楽天)、炭谷銀仁朗(現巨人)など、宣言する前年に球団から提示された複数年契約を拒否しているケースは少なくありません。増田、金子が複数年を受けるかどうかはまだ分かりませんが、もし来オフのFA宣言を考えているならば、複数年を固辞して単年契約となることは大いに想定されます」(野球ライター)

 FA制度が導入された1993年オフから昨オフまでに12球団最多の18名が流出し、今オフの秋山次第ではその数が19名とさらに増加する西武。交通の便が悪く通勤に時間をとられる本拠地の立地や、12球団中8位(平均3237万円/2019年シーズン)と決して手厚いとはいえない年俸などが負の連鎖をもたらす原因とみる向きも強いことから、一部ファンの間では「複数年提示に文句はないけど、『なぜ複数年を断る選手が多いのか』っていう根本的な問題も考えろよ」、「選手が『残りたい』と思ってくれるような環境作りの方が大事」といった声も見受けられるが…。

文 / 柴田雅人

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