ミドル級GPが行われたこの日の「DREAM.6」では、フェザー級からヘビー級まで4階級での注目選手がワンマッチに臨んだ。
急きょ参戦することになったライト級の青木真也は、米国のトッド・ムーアをスリーパーで70秒殺。試合後は「オレが大黒柱だ」と絶叫。「秋山マイケルジャクソン成勲先輩、大黒柱と試合をしませんか?」と青木節をサク裂させるなど、まさに“舌好調”だった。
ウエルター級では桜井“マッハ”速人が日本人対決を制した。終盤まで互いにスタンドで有効打を決め切れなかったが、ラスト10秒にマッハが左フックからダウンを奪ってマウントで鉄槌。KOこそできなかったものの3-0の判定勝ち。試合後は「KOしたかった」「あと10秒くらい欲しかった」と悔しがった。
フェザー級では打倒・山本“KID”徳郁を掲げる“闘うフリーター”所英男が登場。KIDの一番弟子の山本篤と対戦し、終盤に腕十字を決めかけるなど、積極的に攻めたが、スタンドでの劣勢が影響して判定負け。KID戦が遠のく結末となった。
ヘビー級ではアリスター・オーフレイムと対戦したミルコ・クロコップが、2度の金的を食らって病院送りとなった。無念のノーコンテストとなり、大みそかに向けて「ヘビー級の査定マッチだったんで残念」(笹原圭一イベントプロデューサー)と不安を残す結末となった。