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「前は譲らない。それが俺のスタイル」エルムステークス 藤川京子の今日この頃

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藤川京子

 勝つ事はあまり無いのですが、端を切ると馬券に絡む可能性は過去10年で70%。先頭でなくても先頭集団で競馬をする展開の方が、馬券に絡む可能性が高いデータがあります。しかし、勝つ馬は意外と中段で競馬をしていた馬も多いのです。これを踏まえて予想していきます。但し、今回は芝から参戦して来るマルターズアポジーがどうあっても先頭に行くと思うので、少し混乱するかもしれません。大外に入った有力馬のリアンヴェリテも端を切るスタイル。それと、もう1頭の芝から参戦のタイムフライヤーも、前走は先頭で競馬を進めてそこそこの成績だった事を考えると、長い距離で戦ってきた馬ですから持続力を考えれば、このレースでも先頭に立とうとするかもしれません。しかも、グリムも前に行く時があります。

 更に、有力馬のドリームキラリも前に行くスタイル。それと、ここ2戦は調子が悪いですが、ポテンシャルは高いカネヒキリ産駒のテーオーエナジー。枠は、マルターズアポジー、テーオーエナジー、ドリームキラリと内枠の1、2、3番です。マルターズアポジーは、前を譲らないので、馬番通りに先頭集団が出来て、外からリアンヴェリテも取り付いて来ると思います。上で述べたように、スタートが決まれば、タイムフライヤーが力で押して来るかもしれません。

 端切り合戦になれば、大混乱する事もありえますが、マルターズアポジーが前に行くから、その後ろに付けて競馬を組み立てる作戦の馬が多いと思いますが、いつも先頭で競馬をしている馬が、今回だけ2、3番手で競馬をする事を納得してくれるとは思えません。みんなそれぞれのスタイルが出来上がっているので、今回だけとはならないと思います。そうなると前の全滅も有り得ます。

 要するに、マルターズアポジーがいるので、大混乱の可能性があると思うのです。マルターズアポジーがダートのペースを乱してくる事も考えて、馬券を組み立てます。ダート先頭集団と先頭集団の芝から参戦組αと後方待機の馬で分けてみました。

ワイドBOX 2、3、14
ワイドBOX 1、7、6
ワイドBOX 4、12、11

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