この日、番組ではSNS投稿きっかけで注目され始めたという「子育て応援車両の設置」を特集。昨年12月、通勤ラッシュの時間にベビーカーを押した女性が電車に乗り、押し潰されそうになった様子をつづったツイートが拡散された。その後、子育て支援する団体が先月、小池都知事に提出したのが「子育て応援車両設置」の要望書。電車や地下鉄にベビーカーなどで赤ちゃんを連れて出勤する人のための専用車両を設けてほしいという要望で、都知事は都営地下鉄の一部車両に子育て支援のスペースを設置する予定と回答したという。
番組では街ゆく人の「ありがたい」「安心して乗れる」といった好意的な反応や、「ベビーカーの乗り降りは時間がかかるのでひとつの車両に集まった時の時間が心配」などの声を紹介。さらに、先日政府が推進する方針を打ち出して賛否を呼んだ「子連れ出勤」を推奨している企業も取り上げていた。
この特集に対しネットからは、「あったらめちゃくちゃ助かる!」「将来、私達を財政的に支える次世代を生んで育ててくれてるのだから、専用車両ぐらい用意して当然と考えるべき」「働き方改革はこういうところからするべき」といった肯定的な声が聞かれていたものの、一方では「単純に設けるだけだと、今までそこのスペースに乗れていた人達が乗れなくなってかえって混乱が増す」「電車の優先席増やして一般に負担を強いることは解決策になってない」「子育て支援車両設置より通勤ラッシュのみ使えるタクシーチケット配布の方がいいんじゃない?」「女性専用車両に乗ればいい」という声も。賛否両論となっている。
また、子連れ出勤については、実際に子を連れて出勤している社員へのインタビューで「面倒くさいな、送り迎えの時間が」「子どもはいろんな人と遊んでもらえる」という発言が出ていたことから、「子ども嫌いだから会社に赤ちゃんいたら困る」「会社が保育士雇うのはいいけど、オフィス走り回らせるのはどうかと思う」といった否定的な声が多く見受けられた。
たびたび賛否を生む子育て支援に関する話題。果たして子育て応援車両が実現することはあるのだろうか――。