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ロッテ優勝パレードにアノ人がお忍び来日!

 千葉ロッテマリーンズの優勝パレードに“VIP”が駆け付けた。同パレードには約20万人のファンが祝福したというが(主催者発表)、その沿道には、ナント、ボビー・バレンタイン前監督(60)の姿も見られた。
 「バレンタイン氏がパレードの日程に合わせて来日する旨は球団にも伝えられていました。ファンに正式な告知をしなかったのは、混乱を避けるためと聞いています」(球界関係者)
 バレンタイン氏は一部メディアに「(ロッテの日本一を聞いて)居ても立ってもいられなくなった」と答えているが、来日の目的はそれだけではないようだ。

 「ロッテは球界恒例の『優勝旅行』を中止しました。当初、オーストラリアが候補地に挙がっていました。オーストラリアはバレンタイン時代、キャンプ移転先の候補地にも挙がっており、その当時から現地観光関係者と太いパイプがありました。ロッテとオーストラリア関係者を結びつけたのは、他ならぬバレンタイン氏ですよ」(前出・同)
 優勝旅行の中止にクレームを伝えるため、来日したのではない。ポスティングによる米挑戦が決定した西岡剛内野手(26)と、海外FA権を行使する小林宏之投手(32)との“接触”も目的だったようである。氏は米スポーツ専門TV局・ ESPN(電子板)で発表した『西岡評』は、日本でも紹介されている。昨今、「メジャーで遊撃手をやるには肩の強さが足りない」「二塁手で挑戦すべき」「人工芝の球場なら遊撃手でも問題ないが…」と“補足説明”もしていた。
 「バレンタイン氏はブルワーズの監督候補にも挙がったように、米球界でも一目置かれています。西岡のポスティングはこれからですが、各メジャー球団がどれくらいの金額を提示してくるか、ロッテ側に情報提供したものと思われます。同様に、小林宏に対しても、アメリカの投手事情を知らせたようです」(前出・同)
 また、千葉ロッテ側とも友好関係を再確認したかったようである。昨季の退団騒動は球団とバレンタイン氏の双方を傷つける結果ともなったが、和解している。とくにバレンタイン氏の方はロッテ球団との関係を修復したいと思っている。バレンタイン氏は95年に初めて千葉ロッテの監督になったが、広岡達郎GMと衝突し(当時)、1年で帰国した。04年に監督復帰までの間、ロッテは3人の別監督を挿んだが、実は、外国人選手の獲得やコーチ人事の件でオーナーファミリーから常に相談を持ち掛けられていたのである。肩書こそなかったが、バレンタイン氏はロッテ球団の実質的な相談役でもあったのだ。

 「昨季の退団後も、オーナーファミリーとは個人的な連絡は取り合っていたようですが、球団(野球)のことで相談はなかったはず」(チーム関係者の1人)
 西村徳文監督(50)が順調にチームをまとめ上げたのだから、「相談」がなくて当然である。オーストラリアへの優勝旅行が取り止めになったのも、『脱・バレンタイン』の流れに加速が掛かったからかもしれない。
 「小林宏之投手の去就が決まるのは年明けになりそう。バレンタイン氏は協力を惜しまない旨も伝えていました」(関係者)
 バレンタイン氏の来日目的は、西村ロッテとの溝を埋めるためだったのではないだろうか。

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