今週の中山デビューの注目馬は、9月16日(月)第5R芝1600m戦に出走予定のサニーデイズ。馬名の由来は「晴れた日」。牡、黒鹿毛、2011年4月20日生。美浦・相沢郁厩舎。父フジキセキ、母ピンククラウド、母父ボストンハーバー。生産は日高町・前野牧場、馬主は星野祐介氏。伯母にはダートで4勝を挙げたオナーリーブ(父ダンスインザダーク)や、近親には2005年の交流重賞・兵庫ジュニアグランプリ(GIII)を勝ったモエレソーブラッズ(父フジキセキ)、2013年の共同通信杯(GIII)を制したメイケイぺガスター(父フジキセキ)がいる。近親の活躍馬の父はフジキセキが多く、上記2頭にはクロスが発生しているが、本馬はクロスなし。それでもフジキセキとは 相性の良い系統で、期待せずにはいられない。馬体を見ると、均整が取れており、トモ、肩共にしっかりとした筋肉が付いている。背はやや短めだが、母よりは距離が持ちそうな体つきで、マイルくらいまでOK。先行して押し切る競馬が合いそうなタイプ。なお、鞍上には丸山元気騎手を予定している。
阪神デビューの注目馬は、9月15日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のエアカミュゼ。馬名の由来は「冠名+ブルゴーニュの歴史ある特級ワインの生産者名より」。牡、黒鹿毛、2011年2月23日生。栗東・池江泰寿厩舎。父キングカメハメハ、母ツィンクルヴェール、母父サンデーサイレンス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はラッキーフィールド。2011年セレクトセール0歳市場において3990万円で落札された。祖母は1994年オグリローマンが勝った桜花賞(GI)で2着のツィンクルブライド。叔父には2005年のシンザン記念(GIII)を勝ち、2007年スズカフェニックスが勝った高松宮記念(GI)で2着のペールギュント(父サンデーサイレンス)が いる。馬体に目を向けると、まず目を引くのは前駆。発達した肩にたくましい胸前、そこから伸びる太い頸と、前駆から頸にかけて非常に良いつくりをしている。前駆と比べると頼りない印象を持ってしまう後駆であるが、筋肉の質は良い。やや胴が詰まっており、筋肉の付き方から距離はマイルくらいが良さそうだ。なお、鞍上には内田博幸騎手を予定している。
※出走予定競争には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。