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天皇賞・春(GI 京都芝3200m 29日)ファストタテヤマの大外一閃に賭ける

 昨年のディープインパクトは別格として、2003〜2005年(3年)の馬連平均配当は約4万6000円という超高配当。今年も傑出した馬は不在。荒れる要素は十分にある。
 ファストタテヤマの大外一閃に賭ける。
 今回は好走の要因がそろいもそろった。まずは、京都への舞台がわり。菊花賞2着はもちろん、デ杯2歳S、京都新聞杯、万葉S勝ちとベストの舞台だ。
 京都の高速馬場も合う。京都芝3200m3分15秒2の持ち時計はメンバー中2位で、時計勝負は大歓迎のクチ。過去10年の天皇賞・春の勝ち時計と比べても、上から3番目に位置する。
 さらに、中2週は全6勝中3勝を挙げているように、一番力を発揮できるローテなのだろう。デ杯、京都新聞杯も中2週で勝ったものだ。
 今年の流れも追い風となる。同世代のローエングリン、プリサイスマシーンが重賞勝ちと、人間と同じく競馬界にも高齢化の波が押し寄せているといえなくもない。
 トップハンデを背負った前走・大阪〜ハンブルクC(上がり3F33秒2)の切れ味を見る限り、衰えなど皆無で、アッと驚く戴冠劇があってもおかしくない。

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