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戦極 菊田が吉田越えの先に目論む大物狩り

 「戦極の乱2008」(1月4日、さいたまスーパーアリーナ)で、吉田秀彦と対戦する菊田早苗が25日、都内のGRABAKAジムで練習を公開。2000年元シドニー五輪柔道81キロ級金メダリストの瀧本誠に続き、1992年アトランタ五輪柔道78キロ級金メダリストの撃破を目指す菊田は、北京五輪柔道100キロ超級金メダリストのアノ男も視線の先に捕えている。

 柔道五輪金メダリスト・ハンターの誕生だ!
 05年大みそか「PRIDE男祭り」で瀧本に勝利している菊田。吉田を倒せば、元柔道五輪金メダリストの2人目を“狩る”ことになる。「元金メダリストの2人と(総合格闘技の試合を)やれて、2人に勝利できればすごいこと」と前人未到の偉業達成に意欲的だ。
 元々、柔道の道を歩んでいた菊田にとって、柔道五輪金メダリストに勝利する意義は大きい。瀧本戦の勝利後は「五輪ファイターに勝って(自分が培った柔術の技術で)やれるという自信になった。柔道と総合は違うものとも実感じた」という。ヘビー級ファイターの吉田を破れば、さらに自信を深めることになる。

 調整は順調。「トレーニングをガンガンやっている段階。来週からは(コンディションの)調整に入る」と、寝技世界一決定戦「アブダビ・コンバット」を制したグラウンドテクニックに、さらに磨きをかけている。この日のスパーリングでも柔道着姿の佐々木有生を相手に、グラウンドの動きを確認。足関節をはじめ、相手の柔道着を使った送り襟締めなどを披露し好調をアピールした。
 吉田戦に必勝を期すため、主催者側には注文をつけた。「前日に(柔道着を着るのかどうかを)知りたい。胴着を使って絞める技(吉田が得意とする袖車など)もどうかと思う」と苦言。試合の2日前に行われるルールミーティングでは審判団に確認することになる。
 吉田戦の先には3人目の元柔道五輪金メダリスト狩りも視野にある。8月の北京五輪で金メダルを獲得し、その後プロ格闘家となった石井慧だ。「機会があればやりたい。重そうだけどね(笑)」。
 3人目の金メダリスト狩りを実現させるためにも、吉田戦は落とせない。GRABAKAの総帥は野望を胸に、正月決戦のリングに向かう。

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