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「紅白歌合戦」の偽造入場券を5万円で売った男を逮捕

 警視庁捜査2課は1月16日、11年大みそかに開催された「NHK紅白歌合戦」の入場券を偽造して販売したとして、偽造有価証券行使と詐欺の疑いで、会社役員の男(29=神奈川県秦野市南矢名)=別の詐欺事件で起訴=を再逮捕した。男は調べに対して、「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。

 再逮捕容疑は、11年12月、インターネットのSNSサイト「mixi」の「嵐」コミュニティ掲示板に、「紅白歌合戦の入場整理券があります。2人入場できます」と書き込み、購入を希望した東京都多摩市の女性会社員(当時25)に、偽造した入場券を5万円で販売したとしている。

 「紅白歌合戦」の入場券は1枚で2人入場できる形になっており、男はパソコンで入場券を偽造し、合せて8枚を販売したとみられている。

 男から偽造入場券を買って、会場に訪れた十数人が、係員に入場を止められ、偽物であることが発覚した。

 NHKによると、「紅白歌合戦」の入場整理券は無料配布で、受信料を払っている人が応募できる。11年は約126万4000件の応募があり、倍率は約1000倍だった。NHKは転売を禁止しているが、警視庁によると、インターネット上では1枚10数万円で売買されることもあるという。

 男は他の2人と共謀して、12年4月29日に、西武ドーム(埼玉県所沢市)で開催された「EXILE」コンサートの偽造チケットを、「mixi」内の「EXILE」コミュニティ掲示板を通じて、2枚約1万8000円で販売したとして、13年10月に逮捕されている。男らは同コンサートで、120人に240枚の偽造チケットを販売したとみられている。

 コンサートなどのチケット売買といえば、ヤフオクなどで自由に売り買いされている。購入の際には、十分注意を払った方がよさそうだ。
(蔵元英二)

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