先日、籾井勝人会長が「花燃ゆ」について「やはり低すぎるという気がしている」と発言したが、この一言は制作陣に大きなプレッシャーを与えた。「題材は安倍総理のお膝元ですからね。政権を気にする籾井会長にとっては、数字が高いにこしたことはないでしょう。制作現場へのプレッシャーは計り知れませんよ」とはある制作会社関係者。
制作スタッフもこれまでいろいろ手を尽くしてきた。「女性層や若者層を取り込もうと、イケメンをそろえ、そのイケメンの裸を満載にしてみたりしましたが、数字は上がらない。やっぱり見ている層が違うという判断です。『歴女』とかもてはやされましたが、結局、そういう人たちが望んでいるのは歴史の重厚感であり、高齢者向けの大河なんです」と同関係者。
その変更路線はというと「これからいよいよ幕府と戦争をするんですが、まず第一が主人公・文役の井上真央の露出削減です。これからの物語は京都が中心となっていく。当初、井上はたびたび戦いの知らせに一喜一憂するというスタンスでしたが、このシーンを大幅カットで、物語をスムーズに展開していくんです。さらに、高齢者が喜びそうな新たな配役です。“御三家”と言われ、今なお人気の高い橋幸夫とか、舟木一夫といった、高齢者にウケそうな配役を検討しているんです」と同関係者。
いまさら感はぬぐえないが、これが最後の一手になるだろう。果たして上昇カーブを描けるか。
*写真は入江九一役の要潤