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『まだ結婚できない男』VS『G線上のあなたと私』火曜ドラマ対決、共に“前作の影”に苦しめられる?

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阿部寛

 フジテレビの火曜ドラマ『まだ結婚できない男』と、TBSの火曜ドラマ『G線上のあなたと私』がそれぞれスタートした。

 第1話の平均視聴率は『まだ結婚できない男』が11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、『G線上のあなたと私』は7.8%と、『まだ結婚できない男』に軍配が上がった。

 『まだ結婚できない男』は、06年のドラマ『結婚できない男』(フジテレビ系)の続編となっており、放送前は期待が高まっていたが――。

 「桑野(阿部寛)が前作と変わらず独身を貫き、謳歌している点や、アシスタントだった英治(塚本高史)が共同経営者になり、相変わらず桑野をいじりながら仕事でもプライベートでも絡んでいく様子は前作と変わらず。また、パグとの絡みも匂わせるなど、作品ファンにはたまらないポイントもいくつかあり、『13年前と全然変わらない!』『空気感が一緒なのがたまらない』といった絶賛も集まっています。

 しかし一方では、夏美(夏川結衣)、みちる(国仲涼子)、沢崎(高島礼子)がいなくなり、代わりに、吉田羊、深川麻衣、稲森いずみといった新キャストが投入されていますが、視聴者からは『桑野の相手は夏美じゃなきゃやだ!』『今からでも戻ってきてほしい』といった声も。『世界観が崩れるから見ない』といった宣言もたびたび見受けられます」(ドラマライター)

 『G線上のあなたと私』は人気漫画家・いくえみ綾の同名漫画が原作で、17年に放送されたドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS系)のスタッフが再集結している。

 「波瑠、中川大志、松下由樹、桜井ユキと、演技が上手いと評判の俳優陣が集まった本作。バイオリン教室で描かれる人間関係が中心となり、アラサー無職の女性、片思いをこじらせた男子大学生、主婦というまったく接点がないはずの3人のテンポのいいやりとりも魅力に。第1話終了後には、『それぞれ悩み抱えてるのに重くなくていい』『見る前はミスキャストと思ったけど、思った以上にいい3人組だった』といった絶賛が寄せられました。

 その一方、主演もスタッフも原作者も一緒ということもあり、『ほぼあなそれだった』『違う世界線のあなそれでは?』という苦言も。今後、『あなたのことはそれほど』とどの程度差別化できるかがポイントになるようです」(同)

 テイストの異なる2作だが、果たしてどちらがより視聴者の心を掴むのだろうか。今後も注目したい。

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