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サッカー カタールを破って首位に立ったU-22日本代表だが反町監督の苦悩は続く

 サッカー北京五輪アジア最終予選のカタール戦が12日、東京・国立競技場で行われ、反町ジャパンは1-0で辛勝した。ひとまず更迭論を一蹴し、命拾いした格好の反町康治監督。しかしながら、依然として協会サイドからの不満の声は絶えない。板挟みになった“サラリーマン監督”の悩みは尽きないようで…。
 前半6分、MF水野晃樹のフリーキックにMF梶山陽平が頭で押し込み、幸先よく先制したU-22日本代表。だが、31分にペナルティエリア内でMF家長昭博の左足のシュート、続く34分にFW森島康仁のヘディングシュートがクリアされ決定機を逃すと、苦しい展開を強いらた。
 後半11分には攻守の要、梶山が負傷交代。23分にはMF本田拓也が2枚目の警告を受け退場するなど、窮地に立たされた。それでも反町ジャパンは最後まで1点を堅守。勝ち点3をものにし、最終予選リーグC組トップに躍り出た。

 なんとか4大会連続の五輪出場に望みをつなげ、反町監督の更迭論も払しょくした格好のU-22。しかし、やはり試合後は反町監督に日本サッカー協会サイドから注文がついてしまった。
 シュート14本を放ちながら、わずか1得点に終わったことに「きょうみたいな試合はストレスが溜まる」「2点、3点取るんだという意識が欲しかった」などと非難ごうごう。そればかりか「いま選ばれている選手は危機感を持ってやって欲しい」と、現反町体制批判ともとれる発言まで噴出した。
 これに反町監督は「新しい選手でも発掘しつつ、今までの選手は尻を叩いてやっていきたいと思います」と呼応するので精一杯。協会の顔色をうかがうコメントに徹した。
 「マリオネット状態の監督に同情します」とは協会関係者。残り3戦、果たしてこの苦悩が報われる結果となるのだろうか。

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