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札幌記念(JpnII 札幌芝2000m 24日)追い切り速報 待望の重賞制覇へフィールドベアーがこん身の仕上げ

 真夏のチャンピオンを決める「第44回札幌記念」(JpnII 札幌芝2000m 24日)は例年と比べてやや小粒なメンバー構成。重賞未勝利とはいえ、ただいま絶好調の5歳馬フィールドベアーでも十分つけ入るスキはある。今朝、行われた最終追い切りの動きも絶好で、ここは重賞初Vのチャンス到来だ。

 フィールドベアーに初重賞制覇のチャンスがめぐってきた。
 昨秋にオープン入りしてから、重賞では(9)(5)(7)着と結果を出せず、壁にぶつかった感があった。それが今年の4月を境にオープン特別を2勝、GIIIでも(3)(2)着と大変身。とくに前走・函館記念はハナ差と際どい勝負だった。担当する原園厩務員は躍進の理由をこう説明する。
 「福島民報杯から思い切ってメンコを外したのが良かったみたい。番手で競馬をできるようになったのは大きいよ。以前は競馬の前日にゲート練習をやっていたけど、ここのところはやっていないからね」
 さらに、忘れてはならないのが、主戦の秋山騎手。33戦中30回手綱を取り、ベアーを知り尽くすこの名パートナーの存在が大きいというのだ。
 「前走後も一番悔しがっとったのは秋山。メンコを外したり、ハミをかえたりしたのも彼の助言があってこそ。フリーの立場でここまで熱心なヤツはなかなかおらんで。だからこそ、あいつに勝たしたいんや」
 函館では<3501>と鬼の強さを誇るが、意外にも札幌コースは初めて。が、原園さんは「たまたま函館に実績があるだけで、まったく心配はしていない。自分の競馬をするだけ」と意に介していない。
 遅咲きの5歳馬が真夏の主役になりそうな予感だ。

 【最終追いVTR】前日から降り続く雨の影響でWコースのコンディションが悪いため、芝コースで単走。以前のようにガーッと行くところもなく、ほどよい気合乗り。仕掛けられてからの反応も抜群で、内容、動きともに文句なしだ。

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