前走のエルムSは好位を追走。勝負どころの反応は抜群で、その抜け出す脚の速いこと。直線は馬群の中を突いて一気に駆け抜けました。勝ちタイムのダ1700メートル1分42秒9も立派で、後のJCダート2着馬メイショウトウコンを寄せつけなかった強さは本物といっていいでしょう。
以前は折り合いに課題のあった馬ですが、キャリアを積むにつれて、それも少しずつ解消。鞍上とケンカすることも少なくなり、その分、終いの脚もしっかりしてきました。
東京コースは<2101>と掲示板を外していない堅実さ。なかでも、最も高いパフォーマンスを披露しているのが、この1400メートルで昨年5月の欅Sではレコード勝ちを収めています。
エルムSの後は右顔面がマヒするという神経痛に襲われましたが、3週続けて坂路で追えていますし、一週ごとに動きも良化。直前、単走で800メートル53秒0、ラスト1F12秒5の時計が出ていれば仕上げに問題なしです。