まず名前が挙げられるのは間寛平だろう。ダウンタウンは大阪の若手時代に、寛平に良くしてもらっており、芸人たちの兄貴分的な存在である。番組では、得意のマラソンを生かした「視聴率調査企画」などで活躍した。頭脳派と言うよりは、体を張った企画に多くチャレンジしていた。松本からのツッコミも見てみたいものだ。
もう一人、松本にとって吉本興業の先輩芸人にあたるのが桂小枝である。小枝は芸歴的には、明石家さんまや島田紳助さんと同期にあたるベテランである。1988年の番組開始当初から出演していたが、2013年の「プリン不倫」騒動で降板している。最近でも、ツイッターで番組批判を行うなど、人一倍番組愛が強い人物である。同じ吉本芸人でありながら、ダウンタウン、特に松本人志との接点はほとんどないゆえに、コラボを見てみたいものだ。小枝の名物企画と言えば、なんと言っても「小ネタ集」であり、爆発卵などインパクトを残す企画も多い。こうしたネタに、松本がどう応えるかは気になるところだ。
番組初期の名物探偵と言えば、北野誠も忘れてはいけない。2009年の無期限謹慎処分をきっかけに番組を降板している。その後は顧問として何度か出演するなど、番組との縁も生まれている。北野の得意分野は、ちょっとヒネた視点から迫る知性派のネタである。書籍化もなされた「アホとバカの境界線」は北野の調査企画だ。松本のネタのセンスとも相通ずるものがあるのはもちろん、吉本興業と松竹芸能という事務所の垣根を越えたコラボも見てみたいものだ。
そのほか、関西での圧倒的知名度を誇った立原啓裕、ダウンタウンと同期で一時は確執も噂されたトミーズ雅は、オカルトファンには有名の「謎のビニール紐」企画でも知られる。松本とのコラボが見てみたい元探偵は多い。番組の新たな展開に期待したいところだ。