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中世騎士のいざない

 埋蔵金伝説は世界中いたるところに存在する。隠される運命を強いられながらも、気の遠くなるような歳月を経た後、それは、再び光を求めようとするのかも知れない。

 イギリスで最も有名な伝説の人物、アーサー王が生まれ育ったとされるシュロップシャー。1892年当地に在住のベティ・フォックスの夢の中に、中世時代の騎士たちが現れた。どこなのかはわからないが、道路の傍らに穴を掘り何かを埋めた。翌晩は、その道路を自分が歩いている夢を見た。すると、ちょうど何かを埋め終えた騎士たちが立ち去る場面に出くわした。ここはどこだろうと辺りを見回すと道路標識があり、アッキントンとロゼターの間であることがわかった。騎士たちが立ち去ったあとに近づいてみると、貨幣が落ちていた。

 数日後、また同じ夢を見て、あまりの気持ち悪さに家族に相談したが、笑われただけで相手にもしてもらえない。場所はわかっている。思い切って確かめに行った。標識を頼りに道路に出ると、夢と同じ風景が広がっている。しばらく行くと、騎士たちが何かを埋めていた場所に辿り着いた。持ってきた鍬で掘ってみると、かなり古そうな金貨が出てきた。更に掘ると、金貨や銀貨がぎっしり詰まった壷が出てきた。それらを持ち帰り、一枚だけを貨幣収集家に見せたところ、古代ローマのものとわかった。金貨は、収集家が紹介した考古学者が買い取った。

 後の調査によると、その場所は1500年遡った、古代ローマの植民地ウリコニウムの遺跡であることがわかった。

七海かりん(山口敏太郎事務所)

山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/

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