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民家に墜落したUFOは、なんと「手作り」だった!? 軍をも巻き込んだ1947年のUFO騒動

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画像はイメージです。

 1947年7月11日、アメリカはアイダホ州ツインフォールズの住人が、空に飛んでいる円盤状の物体を目撃した。これだけなら普通のUFO目撃事件だったが、その10日後、同地域の女性が、隣人の家の芝生に円盤状の物体が埋まっているのを発見してしまったのである。

 まさか、地域で噂になっていた円盤が隣人の家に墜落したのか!? そう考えた彼女はとりあえず地元の警察に通報。調査のため、まずは地元の警官が、続いてFBIとユタ州フォートダグラスの基地から3人の陸軍将校が現場に出向くことになった。そして彼らが現場で見つけたのは、自転車の車輪程度の大きさをした、金色と銀色に塗り分けられた小さな円盤だった。

 それは着陸したときに芝生をえぐったようで、細かい破片や長く細いわだちのようなものが地面にあった。

 現場にやってきた陸軍将校は、地面から円盤を取り出すと、サンプルを採取してユタ州ソルトレイクシティの研究施設へ持ち込み、詳しい調査を依頼した。

 ここまでならば、UFO墜落事件の典型的な話となるが、地元で地道な捜査をしていた警察のもとに「犯人」が名乗り出た。

 実は、この円盤は地元の4人の少年たちによって作られた物だったのだ。

 UFOが目撃されたという噂を聞いた少年たちは、ガラクタの中からラジオチューブ、電線、古い蓄音機、電気部品などを持ち出し、円盤状の物体を作成して、あたかも墜落したかのように細工して近所の家の庭に設置したのだという。

 この年は有名物も含めさまざまなUFO事件が起きていたため、便乗したというのが真相のようだ。

 彼らがまだ少年だったために、厳重注意だけで終わったそうだが、場合によっては大変なことになる所だったはずだ。

 ともあれ、UFO現象に関してその大半が謎や未解決のまま終了する事を考えれば、悪戯であったとしてもその結末が明らかになったのは珍しいといえるだろう。

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所

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