番組によると、安室は5年前のデビュー20周年にすでに引退を考えていたことを告白。「引退の文字がちらついたのは20代後半の時ですね。歌手の安室奈美恵というのがちょっと分からなくなった」としたうえで、「20周年の時に、リアルに引退が目の前に来た」と明かした。
引退までの1年については、「いつもの自分らしくやれればいい。一番はコンサート。みんな来てくれてありがとうって、楽しい1年になれば、私はうれしいです」と笑顔。「デビューがあれば、引退が来る。始まりがあれば、必ず終わりがある」と持論を展開した。
これまで語ることがなかった長男についても言及。「母であることで、いろんな感情のコントロールの仕方を学んだし、いろんな存在の大きさは、息子がいたから感じられること。出産していなかったら、今と全然違う安室奈美恵が、ここに座っていると思います」と感謝。
さらには、「(息子の)親離れが進んでいるけど、私の子離れが進んでいないので、(息子から今は)『おめえ、うぜえよ』みたいな感じです」とめったに見せない“母の顔”を見せた。
「よくここまで本音を引き出せた、というようなインタビューだった。まさに、安室が気持ち良く紅白に出れるように、NHKが総力を結集したような形になったが、現状では、どうやら安室が紅白に出場する可能性は限りなくゼロに近いようだ。安室の中では、インタビューを受けることと紅白に出ることをしっかり一線を引いているが、NHKの幹部はそんな思いをまったく理解できなかったようだ」(芸能記者)
安室がNHKに出演するのは、この番組が最後か?