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石原知事熟年サッカー団入り

 世界各都市12チームが参加して2日に開幕する「東京国際ユース(U-14)サッカー大会」の選手激励会が1日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場で行われ、石原慎太郎都知事(76)が熟年サッカー団入りしたことを明かした。

 サッカー少年だった知事は「みなさんは私たち人間の新しい希望です。期待です。サッカーの試合を通じ、世界にまたがって新しい友情を育んでください」と激励。
 「私も60年前、中学から大学までボールを蹴っていました。先月、老人たちのチームに入って40年ぶりにボールを蹴ったら、足を痛めちゃった。しかし、近い将来必ずサッカー選手として復活しますから」と唐突にフィールド復帰を誓った。

 予感はあった。激励会に先立ち、同陸上競技場役員室で開かれた定例会見直前、知事の入室を待つ記者団がざわめいた。窓ガラス越しのフィールドを、知事と背格好の似た男性が軽快に駆け抜けていった。70代とは思えぬフットワーク。「別人だろう…」と思っていたら、空っぽのスタンドに向かって両手を広げるパフォーマンス。ドリブルシュート。SPが近づいた。スーツにウインドブレーカーを羽織り、スパイクを履いた知事だった。

 キックオフセレモニーでは相手の足元にぴたりと送る“キラーパス”を披露した。知事の話を総合すると、出身高の旧制湘南高校OBチームから「仲間が死んでメンツが足りない」などと誘われ、肉離れするほどハッスル。いまも痛みが残っているという。今度はW杯招致か。(高)

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