「ナメられたもんだな」。カリスマがキレた。
この日のベスト8組み合わせ抽選会に出席した魔裟斗。これまで再三に渡ってケンカ状を突きつけられた佐藤嘉洋との対戦を「90%そうなると思ってた」と覚悟していたが、結局のところ抽選によりドラゴとの対戦に臨むことになった。
しかし、カリスマの胸中は穏やかではなかった。ドラゴから一目散に対戦を指名されたことがシャクに触ったようで「つーか、佐藤もドラゴもそうだけど、本気でオレを倒せると思ってんの?ナメられたもんだな」と不快感を露わにし「マジでボッコボコにしてやる」と壮絶KOを誓った。
一方、ここまで魔裟斗を挑発してきたものの、今回ブアカーオ・ポー・プラムックとの準々決勝となった佐藤は「まあ3回目の対戦になるブアカーオに勝って、魔裟斗選手とは10月にやれればいい」とややトーンダウン。それでも「でも僕にとって魔裟斗選手との日本人対決は優勝への通過点に過ぎません」と魔裟斗への挑発はやめなかった。
ひとまずベスト8での激突はお預けとなった日本人対決。いよいよ機運が高まっていただけに残念なところだが、とはいえカリスマにとっては闘争心をかき立てられる抽選会となった。