テン乗りで見事、勝利に導いた松岡騎手は「(レースビデオを見て)万能タイプと思っていたし、それに見合う強い競馬だった。能力は間違いなく重賞級」と興奮気味に話した。
ところで、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。一昨年の栗東Sを勝った直後に左ヒザの骨折が判明。約1年2カ月に及ぶ闘病生活を余儀なくされたのだ。
一時は競走生命を断たれる運命にあった愛馬が、不死鳥のように復活を遂げ、安達師も感無量の面持ち。「次走はBSN賞(オープン 新潟ダ1200m 9月6日)に行きます」と期待に胸を膨らませていた。