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エプソムC ブライトトゥモローが重賞V2へ視界良好

 譲れない条件が整った。左回り3戦3勝と名うてのサウスポー・ブライトトゥモローが「第24回エプソムC」(GIII 東京芝1800m 10日)でチャンスを迎えた。前走の新潟大賞典は上がり3F33秒7の切れ味で快勝。重賞初Vを達成した。ここはベストの1800m。秋の飛躍を確実にするためにも、重賞連覇で春を締めくくる。
 こんないい流れはめったにない。勢いと条件ががっちりかみ合った。ブライトトゥモローが重賞連覇の絶好機を迎えた。
 前走の新潟大賞典は強かった。さっと中団につけると直線は素晴らしい末脚を発揮。上がり3F33秒7の切れ味で粘るサイレントプライドを差し切った。
 「この前が初めてのオープン勝ちでした。左回りだと本当に切れるんだけど、その通りの内容でしたね」と杉山助手は振り返った。
 これで左回りは3戦3勝。名うてのサウスポーにとって、中4週で用意されたエプソムCはこれ以上ない舞台設定だ。
 中間は順調そのもの。5月23日に栗東坂路で54秒8。30日にも56秒9→13秒6をマークした。時計自体は目立たないが、身のこなしは柔らかく、疲れは感じられない。
 「ここを目標にしてきました。変わりなくいい状態を保っています」
 新潟は2000mだったが、ベスト距離は3勝を挙げている1800m。実際、今回と同じ東京1800mで行われた昨年11月のテレビ静岡賞は上がり3F33秒3の末脚で圧勝した。
 「相手は前走より強くなるけど、この条件ならいい勝負になるでしょう」
 毎日王冠、天皇賞とよだれの出そうなステージが待つ秋の東京へ。夢をつなげるためにも、ここは譲れない。

 【最終追いVTR】古馬1000万を1馬身後方から追走。中間地点で馬体を併せてゴール前はビッシリ追われた。鞍上の気合注入に鋭く反応して最後は1馬身先着。馬体の張りも良く、引き続き好調子だ。

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