寺門は本作を「リーアム作品の中でも一番リアルであり、最高傑作です」と主役を演じるリーアム・ニーソンの強さと映画のクオリティに感銘を受けた様子。また肥後、上島のスタイルについては「いつ誰が敵になるか分からない状況なんだから、常に危機的状況に備えないといけないんだよ!」ときっぱり。2人も「いやいや! いつでもどこでも生き残れるわ!」と応戦。そんな様子に寺門はヒートアップし、「これじゃサバイバルは出来ないね。いつ何が起こるかわからないんだから、そのたびに一瞬で判断しないと生き残れないよ! だから“一瞬テスト”をする!」と2人の性根を叩き直すことに。いつ映画のような状況になっても良いように“ジモン流都会のサバイバル講座”のレクチャーが行われることになった。
1つ目の『犬と猫、どっちを取るべき?』というお題に対して、肥後が迷わず『犬』を選択。理由は母親が猫を飼っているが、自分が犬を飼っているから。その理由に寺門は「お前すげえ! 一瞬で頭の中に犬と猫が浮かんだんだろ? その瞬発力はすごい、サバイバル力が高い!」と絶賛。
2つ目は『有吉と土田、どっちかを選ばないと死ぬ』というお題に対して、上島はおどおどした素振りを見せたままタイムアップ。思わず寺門は「遅すぎるよ! 2人とも後輩だろ、何で選べないんだよ」とダメ出し。だが「このテストは心の中が裸になる、面白いなサバイバルって!」とコメントし、ご満悦の様子。どちらを選ぶかではなく、一瞬で判断することがサバイバルでは大切だと熱っぽく語った。
また、ダチョウ倶楽部が結成30周年を迎えられたのは、この判断力のお陰と実感した寺門だったが、寺門の熱い気持ちやこだわりに、2人から不満が噴出。上島はたまらず「このテンションがめんどくさい!」、肥後は「ジモンが喋りすぎて打合せにならない!」と急に饒舌になった2人の様子に思わず寺門も苦笑いを浮かべた。さらに肥後は「銃を構えているリーアムが寺門、それから逃げている2人がまるで俺と上島のようだ」と今の状況を映画のポスターに例えて解説。今までのダチョウ倶楽部では上島のパートだったイジられ役だが、いつもと攻守を変えて上島が声を荒げ、今まで見ることの無かった新しいダチョウ倶楽部が誕生した瞬間だった。
最後に、実施したサバイバル講座を実生活でも実践したい観客を募るも、それはジミーがNY中敵という状況に置かれたように、寺門も会場中敵となったかのよう。その空気に耐えきれなかったのか、3人がもめ始めて取っ組み合った後「友達でーきーたー」と新ネタを披露! まさにこれぞ“雨降って地固まる”、おなじみのダチョウ倶楽部らしさを取り戻し、大賑わいの中イベントが終了した。