同ランキングは、1987年の同誌創刊以来続いている人気企画。集計期間中(昨年10月から今年9月まで)に発表された商品やサービスを対象に、売れ行き、新規性、影響力の3項目をもとに同誌編集部が総合的に判断して発表する。
同ランキングで人物名が1位を獲得するのは、1999年の宇多田ヒカル以来、19年ぶり。同誌は「平成の歌姫の引退劇が国民全員の関心事項に発展。『感謝』と『応援』の波は各業界に旋風を巻き起こし、経済効果は500億円超とも」と選出理由を説明している。
安室さんのベストアルバム「Finally」は237万枚、ラストツアーを収めたDVDは173万枚を売り上げた(いずれもオリコン調べ)。
引退前日に沖縄コンベンションセンターで行われたラストライブでは、音漏れを聞こうと会場に入れないファン1万人が集結。また、化粧品、アパレルなど限定コラボグッズは完売続出。
さらに、発売中の「女性セブン」(小学館)によると、引退当日、安室さんが花火イベントを鑑賞に訪れた際に着用していた浴衣の販売元には問い合わせが殺到。そのため、生産が追い付かない状態になってしまったというのだ。
「引退前、顧問弁護士が週刊誌などに、引退後の“取材規制”を依頼するなどしたことで効果があり、引退後、一切安室さんに関する情報が出ていない。そのため、ファンの“安室ロス”がさらに加速。関連商品がいまだに続々と売れている状態。今後、『引退●周年記念』のようなグッズを販売すれば、飛ぶように売れそうだ」(レコード会社関係者)
引退した安室さんだが、まだまだ“ビジネスチャンス”は無限にありそうだ。