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生徒に説明できない! 福岡の小学校長が覚せい剤所持で逮捕される

 薬物汚染は、ここまで広がっているのか…。

 福岡県春日市立大谷小学校の男性校長(57=同市大和町)が5月9日、覚せい剤を隠し持っていたなどとして、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで、高知県警組織犯罪対策課と高知署に逮捕された。

 逮捕容疑は8日、同市内に置いていたバッグの中に、小分け袋に入れた覚せい剤の結晶を若干量所持していた疑い。バッグには注射器数本も入っていた。

 県警は7日、覚せい剤約0.1グラムを、30代の高知市内の男性会社員に郵送で販売したとして、福岡市中央区草香江の無職の男(55)を覚せい剤取締法違反(有償譲渡)容疑で逮捕。無職の男は校長の知人で、校長の関与が浮上した。

 9日午前、この校長は市役所で行われた小中学校の校長を集めた会議に出席していたが、県警の捜査員3人に任意同行を求められた。

 事情を聴いたところ、校長は「間違いない」と容疑を認めた。県警では無職の男から校長に、覚せい剤が渡ったとみて調べている。

 校長は79年に教諭として採用され、福岡県内の小学校教諭や同県教育センターの主任指導主事などを務めた後、校長となり、昨年4月に現在の小学校に赴任。専門は音楽で、複数の学校の校歌を作曲している。

 マジメで教育熱心なことで知られていたという校長の逮捕に、関係者はショックを隠せず。同市教育委員会は「教育公務員としての信用を著しく損なうもので、許し難い」とコメントした。
(蔵元英二)

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