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W★ING あの無法伝説甦る 7年半ぶり復活興行

 2001年12月の興行を最後に活動を休止していたプロレス団体、W★INGが29日、東京・新木場1stRINGで復活興行を行った。“極悪大王”ミスター・ポーゴが火炎放射などで大暴れ。見事勝利し、8月の第2弾興行でW★ING金村(金村キンタロー)と究極のデスマッチ対決することになった。

 伝説の興行が帰ってきた。
 この日、約7年半ぶりに活動が再開された同団体。メーンを務めたのはやはりポーゴだった。闘龍と組み、金村&BADBOY非道と「元祖W★INGスクランブルバンクハウスタッグデスマッチ」で激突した。
 いきなり有刺鉄線バットを奪われ、背中を殴られるなど主導権握られた。それでも何とか脱出すると、ポーゴがバックから取り出したのは代名詞でもある鎖鎌。相手の額をパックリ割った。

 形勢逆転したかに思えたが、非道にハサミをつきつけられ流血させられると、自らが持ち出してきた鎖鎌のチェーンで首を絞められ絞首刑にされた。絶体絶命。その時だ。右のポケットから火種を取り出すと、口に含んだガソリンを勢いよく発射。必殺の火炎放射でピンチを断ち切った。最後は金村の首にチェーンを巻きつけ、ロープ越しに宙吊りにしてギブアップを奪った。
 試合後、見事な復活を果たしたポーゴは「金村、非道よく聞け。テメーらにオレを潰すのは100万光年早えーんだ。これからもテメーらに地獄を見せてやる」と絶叫。
 さらに「今度は金村、8月ここでテメーと一騎打ちだ。オレ様がWINGの時にできなかった、松永とやるはずだった究極のデスマッチだ。それまで首を洗って待っていやがれ」と宣告した。
 一方、敗れた金村も「シングル、もしやってくれるならやりたいと思ってます。いい弟子だったってひと言言わせてみたいんで」と呼応した。
 8月に予定されている第2弾大会(新木場1stRING)での決着戦が決定的となった。
 かつてはギャラの未払いなど放漫な経営が原因で、何度も活動を休止してきた同団体。果たして今回はどうなっていくのだろうか。

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