スケジュール帳が真っ黒になるほど多忙だった2019年を振り返って、「作品で言うと連続テレビ小説『なつぞら』や映画『キングダム』など、僕の中でも代表作ともいえる大きな作品が公開される勝負の年でしたが、たくさんの人に見ていただくことができました」と充実の表情。『なつぞら』では夭折(ようせつ)の画家・山田天陽を演じたが、「ロスになってしまう人がいてくれるのもうれしい」と笑顔で話した。
年末までにやっておきたいことを聞かれると、「グランピング(ラグジュアリーなスタイルのキャンプ)はやってみたいんですけど、インドア派なので、詳しい人と一緒に行ければ」と関心を寄せた。同社の新CMでは、手帳を手にした吉沢が雪山を歩くシーンも登場するが、「セットで撮ったのですごい暑かった」とインドア派らしい(?)舞台裏を明かしていた。
2021年1月放送開始のNHK大河ドラマ『青天を衝く』で主人公の渋沢栄一を演じるなど、さらなる活躍が期待される吉沢だが、来年のスケジュールを手帳に書き込む場面では、「この仕事をしていると先に何があるか分からないので、確実に入れられる予定を」と誕生日の2月1日を記入。言葉を扱う俳優という職業について「台本を読んでいても、その言葉に共感できるかどうかがすごく大きかったりする。やはり言葉は大事だなと思います」と改めて言葉の持つ力をかみしめていた。
同大賞は「コトバとアイデア」のコンテストで、「名言大賞」と「商品企画大賞」の2つの部門で優秀作品を選出する。応募総数2万7千通以上の中から大賞を受賞した三井恵さんには、吉沢からお祝いの言葉とともに記念の盾と賞金が手渡された。また、審査員としてエッセイストの松浦弥太郎氏、歌人・作家の東直子氏、作家の金原ひとみ氏が出席した。「名言大賞」の選考プロセスについて、「一番照れていない言葉を」(松浦氏)、「気持ちや愛情がこもった言葉に感銘を受けた」(東氏)、「立ち止まっているときに一歩踏み出す力、大切な人を守る力を持つ言葉を選んだ」(金原氏)とそれぞれ語った。