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キャバクラ小説家yanagiが語るネオン街ライフ〜キャバクラ今昔物語・その9〜銀座って怖い

 こんにちは。キャバクラ小説家のyanagiです。

 関東地方を中心にして、ネオン街をのらりくらりと歩いてきた私ですが、いつになっても、「怖いなあ」と感じてしまう土地があります。

 それは、やっぱり「銀座」です。いつの時代も銀座はネオン街の最高峰の一角です。平成大不況の現在でも、煌々とその光は輝きを放っています。

 実は、私はまだ銀座で飲んだことはありません。銀座の「近く」までなら何度か行きました。その頃は主に新橋周辺の店を開拓していたのですが…もう、驚きを隠せなかったですね、正直。

 新橋から銀座方面に向かっていくと、1km歩くごとに、単価が1万円は確実に高くなっていくのです。セット料金も高くなりますし、女の子のドリンク代やフード代なども、目の前の現実を疑うような金額になっていきます。地方のネオン街のキャバクラならば、いくら「高級店」と言ったところで、せいぜいセット料金が2000円違うくらいで済みますが、ここではそうは行かないのです。

 正直、当時30歳になるかならないかでしたので、さほど大金を持ち歩いてはいませんでした(今も持ち歩いてはいませんが)。
 なので、それはもう酔いが醒めてしまうくらいの思いを、何度もしました。「このまま銀座に行ったら、いったいいくらかかるんだろう…?」と、まだ見ぬ世界のきらびやかな灯りを前に、回れ右して帰って行った覚えがあります。

 こうして、私は銀座を知ることがなく、「銀座って怖い」と思うようになりました。
 いつか…銀座の高級店で、時間も何も気にすることなく飲んでみたいとは思いますけどね。それはいつのことになるのでしょうか…。

執筆者 yanagi
1978年生まれ 作家、フリーライター、心理カウンセラー、サプリメントアドバイザー。メールカウンセリングサイト「ysカウンセリングルーム」、ライタースタジオ「スタジオY」主催。また、木悠利名義でも執筆活動中。元バーテンダーでもあり、キャバクラ・スナック等のネオン街の裏事情にも明るい。現在、電子書籍サイト「ヨミーバ」にて、yanagi名義で「ネオン街三部作」等、キャバクラを舞台にした小説を多数発表している。■ヨミーバhttp://www.yomiba.com/■ブログ「ysカウンセリングルームの小部屋」 http://ameblo.jp/yscounselingroom/■サイト「ysカウンセリングルーム」http://www.yscroom.com/

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