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中村獅童「ニコニコ超会議」で初音ミクとコラボ「デジタルの歌舞伎があってもいい」

 歌舞伎俳優の中村獅童が4月29、30日に開催される「ニコニコ超会議2016」で、歌舞伎を初上演することが決まり、24日に都内で行われた同イベントの発表会に出席した。

 演目は『今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)』という、歌舞伎の代表作『義経千本桜』とボーカーロイドの楽曲『千本桜』を融合させた新作作品になるとのこと。2日間で計5回の上映を行う。

 会場となる幕張メッセ・イベントホールでは、中村が最新のCG技術を使った舞台で、バーチャルシンガーの初音ミクと共演をするそうで、中村は「歌舞伎のこういう試みは史上初。デジタルな歌舞伎があってもいい」と話した。

 初音ミクとの共演に関して中村は「ミクさんは大変に芸達者ですから、私も負けないようにしたい」と話し、「見得を切った時に、ぜひ屋号の『萬屋(よろずや)』と声をかけて下さい」と呼びかけた。

 また、「ニコニコ超会議2016」では、東京都現代美術館をはじめ、全国各地を巡回した展覧会「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」が復活。映画『シン・ゴジラ』の雛形(特殊造形やプロダクトデザインのマスター)が世界初公開される。他にも超アニメエリアでは、人気アニメ『おそ松さん』の“あの釣り堀”が会場に再現され、ゲームに挑戦して、超会議限定オリジナルノベルティをゲットできるなど、話題のイベントの詳細が発表された。(斎藤雅道)
 

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