くまだまさし。レスリングの東京都チャンピオンであり、《芸能人最強王決定戦》では、普段と違い殺気立った目つきで試合に臨んでいた。重そう且つ柔軟な身のこなしは、まさに熊そのもの。強豪のレイザーラモンHGを秒殺していたのが印象に残る。
このくまだを破ったのが、オール巨人師匠の物真似の、指圧野郎。
東海大柔道部で井上康生の先輩、という超・格闘エリートだ。しかし、直後に中井祐樹氏の道場所属の歌手・池田聡に完敗。
そんな柔術幻想をほかに芸能界で体現するのが、意外や、ドランクドラゴンの鈴木。グレイシー紫帯級の創作的な動きで床を這い回り有吉を翻弄する姿は多くの人の心に焼き付いたと思われる。
ところで、レイザーラモンHGは、指圧野郎を破った。また、アキを破った柔道のサバンナ・八木なども含め、芸能人格闘家の試合はまさに各ジャンル入り乱れての団子レースの様相なのだ。
その中でも、柔道2段、芸能界レスリング王でも優勝を遂げているマギー審司に圧勝した草野仁さん…うっかり出場した国体の相撲・長崎県予選で優勝してしまったこともあるらしいが、大学相撲の話である。何者だろうか。
お笑いも含めた、次なる真剣勝負を楽しみに待っている視聴者はけっこう多いかもしれない。