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桜花賞 美浦黄門・橋本記者が東の秘密兵器ツーデイズノーチスの斎藤誠調教師を直撃

 ブエナビスタで仕方ないという印象の今年の桜花賞だが、過去10年を振り返ると1番人気の優勝はたったの2回。そもそも未知の面が多い明け3歳。桜を機に花開いたヒロインたちも数多い。そこで、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が注目しているのが、2連勝でアネモネSを制したツーデイズノーチス。一発に秘策ありという斎藤誠調教師を突撃取材した。

 −−まず、追い切り(美浦坂路800メートル51秒9→38秒3→12秒7)の感想をお願いします。
 斎藤誠調教師「輸送を考慮して、疲れが残らないように気分良く走らせた。思い通りのいいケイコができた」

 −−アネモネSは次元の違う強さでした。振り返ってください。
 斎藤誠師「追い込み馬には不利な1枠で、道中も包まれて身動きが取れなかった。しかも、道悪と厳しい条件が重なっていたけど、自分から競馬をつくって勝ったので、実力を再確認しました」

 −−当時、松岡騎手が『課題はない。このまま無事に本番を迎えたい』と話していたのが印象的でした。
 斎藤誠師「新馬戦(7着)に騎乗した内田(騎手)さんも、松岡もデビュー前から『この馬は走る』と言っていたので、トライアルを使う前から桜花賞は意識していた。以前は、使うとどこかしら痛くなったが、今は心配なところもない。間隔(中2週)を詰めて使えるのも心身ともに成長した証しでしょう」

 −−ゲート難も解消したわけですね。
 斎藤誠師「ゲート練習を重ねてきた成果が、アネモネSにつながったと思います」

 −−初めての長距離輸送になりますが?
 斎藤誠師「輸送は山元トレセン(放牧地)で経験済み。それに、精神力の強い馬だし、克服できます」

 −−最後に意気込みを。
 斎藤誠師「1頭強いのがいるけど、まったく歯が立たないとは思わない。レースまでに松岡と、勝てるように“秘策”を練って臨みます」

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