ある日、仕事から帰宅した時のことです。スーツから部屋着に着替えていると、いきなり背後から見知らぬ人物に羽交い締めにされ、そのままベッドに押し倒されたことがあります。私はあまりのパニックに悲鳴を上げ、必死にそこから逃げようとしました。すると「俺だよ、俺」という相手の声が聞こえ、よく見るとそれは彼氏だったのです。
その瞬間、安心して一気に体の力が抜けたのですが、少し冷静になると、段々腹が立ってきて彼を問い詰めました。彼が言うには、私が喜んでくれると思ってやったそうです。確かに私はドMなので、無理やり襲われる妄想をしていると彼には話したことがあります。それで彼は、渡していた合鍵を使って、帰ってくるまでカーテンの後ろで隠れていたそうなんです。
でも、私が言っていた状況は、妄想の世界だからいいのであって、実際に襲われるのは絶対に嫌です。今回は、彼だったからまだよかったものの、もし違う人だったらと考えるとゾッとしますね。彼にはその後、もう絶対にやらないでほしいときつく怒りました。
彼はバラエティ番組の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)が大好きみたいで、その中の「◯◯に人がいる」シリーズに影響を受けたと言っていました。あの番組では、ベッドや後部座席など色々なところに人が潜み、芸能人を驚かすという企画ですが、素人はマネしないでほしいと思いますね。
写真・CarbonNYC