三宅健は、3月10日から19日まで放映される『平昌2018パラリンピック冬季競技大会』のユニバーサル放送(NHK総合、再放送はNHK Eテレ)で障がいのある人もない人も楽しめるように解説するメインパーソナリティーを務める。その3月、井ノ原快彦が『あさイチ』(NHK総合)の司会から降板するが、4月には新連ドラ『特捜9』(テレビ朝日系)が開始。“日本映画界の至宝”岡田准一は、主演映画『散り椿』の公開を9月28日に控える。
V6は個人のパーソナルが薄いが、TBSとの相性は抜群だ。デビューしたおよそ2年後の97年、ゴールデンタイムでバラエティ番組『学校へ行こう!』(05年より『学校へ行こう!MAX』)がスタート。改題、リニューアルを重ねて、バラエティ不況となったあとも、およそ11年間も続いた。デビュー20周年を祝して、15年に『学校へ行こう!2015』として復活すると、平均視聴率17・8%、最高視聴率22・1%という驚異的な数字をマークした(ビデオリサーチ調べ/関東地区)。今夏も、『V6の愛なんだ2018』の放映が決定している。
90年代に育んだ絆は、『アメージパング!』となって継続中だが、同番組は外国人をフィーチャー。『学校へ行こう!』が学生だったことを思えば、国際化社会を視野に入れたシフトチェンジだ。最近はもっぱら、なりきり系外国人ミュージシャンたちによる歌の祭典『NKKのど自慢』が大人気。ロゴは、NHK総合の『のど自慢』に激似。完全に、寄せている。しかしこちらは、なり(N)き(K)り系(K)の略。外国人が歌うなりきりソングは、歌唱力よりむしろ、インパクト重視。アメージングなジパングを全身で表現した者が勝ちというノリは、バリバリのバラエティだ。
V6は毎週、2人ずつが別室のモニタリングルームで鑑賞。判定する立場だ。外国人とは、マイクを通じて質疑応答。双方が対面することはない。審査方法は、鐘1つ、鐘2つ、合格の3つで判定。判定の権限は、森田剛が握っている。ここで特筆するのは、V6のなかでもっとも寡黙で口下手な森田が、予想を上回るバラエティ力を発揮する点だ。
番組は収録だが、森田はなぜか、生放送のテイストを意味なく貫く。ジャニーズJr.時代に“剛健コンビ”でカリスマ的人気を誇っていた三宅とのコンビになると、BL(ボーイズラブ)と思わせるようなイチャイチャぶり。なりきりシンガーで、“香港の西野カナ”といわれる美少女から告白されると、「九九の2の段を言って」とムチャぶり。彼女が、「2×1=2、2×2=4、2×3=6、2(に)×4(し)のカナ。それ2(に)×5(剛)が好き」と完ぺきすぎるアンサーで返すと、「すご〜い。髪の毛、抜けてきちゃった」と脱力感たっぷりで、ドSな一面を見せた。
森田といえば、大女優の宮沢りえとホットな関係であるというウワサ。舞台俳優としてもアイドルとしても超一流で、四半世紀以上のタレントキャリアを、どの持ち場でもいかんなく発揮しているところが魅力か。宮沢のハートを射抜く素養は、十二分にある。TBS深夜、そのワンパーツにふれられるのだ。