今回の戦場に選ばれた『ALAISE』でも、観戦する者たちは地下プロレスの流儀にのっとり、料理と酒を愉しみながら目の前の闘いを見守るわけだが、なんとこの『ALAISE』の料理長は、地下世界と因縁浅からぬ地・ネパールの出自。そうなると当然、ネパール地下プロレスの首領ヒマラヤン・タイガーと『ALAISE』の関連性が気にかかるところだが…そこを検証するのは、また別の機会か。
【第1試合 時間無制限一本勝負】
“頭突き世界一”富豪2夢路 vs “平成の大正ボウイ”竹嶋健史
7月に地下デビューを果たしたばかりの“アンダーグラウンド・グリーンボーイ”竹嶋に試練が続く。デビュー戦で地下世界王者・紅闘志也(くれない・としや)に玉砕した竹嶋の2戦目は、なんと地下の牢名主・富豪2夢路(ふごふご・ゆめじ)。得意のグラウンドで必死に攻め立てた竹嶋だったが、夢路渾身の頭突きで大流血。あえなくKO負けとなった。竹嶋はいま、叩き潰されながら地下の流儀を身体で学ぶ時期ということか…。
○夢路(9分03秒 TKO)●竹嶋 ※頭突き
【第2試合 WUW(World Underground Wrestling)選手権 時間無制限一本勝負】
[王者]“人間狂気”紅闘志也 vs[挑戦者]“兇悪獣”ナイトキング・ジュリー
前戦8・15のCORE STADIUM決戦にて、夢路を秘技ベアハッグで葬り、“超竜”高岩竜一に禁断のデスバレー・ボムを解禁させた赤マル急上昇男・ジュリーが、ついに地下世界王者のベルトに初挑戦。今や絶対王者の風格すら漂わす紅闘志也が、この挑戦を迎え撃つ。
試合前に、地下チャンピオンシップでは異例の国歌斉唱が告げられる。登場したのは、予測不可能ラッパー・PRIMALだ! 観る者すべてが唖然とする中、朗々と美声を響かせ君が代を歌いあげるPRIMAL。なんとも、摩訶不思議な光景であった…。
猛烈な成長でトップ戦線に台頭したジュリーが相手でも、紅闘志也はいつもの紅闘志也。牙を剥いて吠え、攻め立てるジュリーにも、「ここを打ってみろ」と脚や腹を叩き、アゴを突き出すいつもの紅ムーブは健在だ。
そしてこの試合最大のサプライズは、グラウンドに活路を見出さんとタックルに出たジュリーをかわした紅が、なんとなんとコブラツイストを見せた瞬間! このまさかの“紅コブラ”には、誰もが仰天した。
そしてボディへのヒザからJOM殺し(パンチのマシンガンラッシュ)の連携で、絶好調男も完封KO。人間狂気、盛夏になおも燃え盛る!
○紅(8分02秒 TKO)●ジュリー ※ボディへのヒザ→JOM殺し
地下プロレス『EXIT』公式サイト
http://www7.plala.or.jp/EXIT/
梶原劇画で伝承された「地下プロレス」が、この日本に存在した! 闇の闘いを伝える『EXIT』とは何か!?
http://npn.co.jp/article/detail/97320773/
灼熱の日比谷公園に突如出現した“ネパール地下プロレス”!! …誰か教えてくれよ!
http://npn.co.jp/article/detail/34428935/
終戦記念日に地下プロレス…またしても“暑いリング”の新記録更新! 『EXIT-44 CORE:O』
http://npn.co.jp/article/detail/52985865/
(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou