11日に放送された第140話では、主人公・鈴愛(永野芽郁)の幼なじみである律(佐藤健)が起業し、“そよ風の扇風機”を作ることに。律の友人でかつて鈴愛を振ったことのある正人(中村倫也)も巻き込み、3人で作業するシーンが描かれた。途中、鈴愛は娘の迎えのために先にその場を離れたのだが、2人は去っていく鈴愛に「さよなら」と言いつつ、そのままオフコースの『さよなら』をアカペラで歌い始めるという展開に。これに鈴愛は「なんやそれ」と言いつつ微笑むという場面が放送された。
放送後、ネットからは「なんで急に歌い始めるの!?」「違和感しかないな」といった声が寄せられていたが、脚本を務めている北川悦吏子氏は同日昼にツイッターを更新し、「ごめんなさい。炎上必至で自慢ツイートさせてもらいます」と前置きしつつ、このシーンが実話であることを告白。「私が大学一年の頃、先に帰る私に、綺麗にハモって『さよなら』歌ってくれたイケメンふたり」とつづった。
また、『半分、青い。』で過去に放送されたシーンについても、「2週間に2回ふられたのも、実話なんで。なんなら、突き飛ばされたのも…。ま、公園じゃないけど。西麻布の交差点だけど」と明かしたが、これに対し、北川氏のツイッターには「どうりでシーンに合わない唐突な熱唱だと思った。自分の自慢をねじ込む為に、時代の描写がいつもデタラメかこじつけ」「脚本家の自己主張が激しくてもはやホラー」「朝ドラを私物化するのはいい加減にしてください」といった批判が寄せられている。
「『半分、青い。』といえば、以前から北川さんの私物化が話題になっていました。まず、主人公の鈴愛の左耳が(後天的に)聞こえないというのも北川さんと同じ。また、鈴愛らと同じシェアオフィスを使用している個人事業主で小西真奈美演じる加藤恵子という女性に関しては、北川さんの親友の名前であるそう。さらに、作中に出てくる“有名なカメラマン”という設定のブロードビーンという写真家の写真を撮影したのも、実は北川さんの娘。このことから『もはや北川悦吏子劇場』といった揶揄も聞かれています」(ドラマライター)
このまま最終回まで自身の体験談をねじ込み続けていくのだろうか――?
記事内の引用について
北川悦吏子公式ツイッターより https://twitter.com/halu1224