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オークス(JpnI、東京芝2400メートル、24日) 特捜班はワイドサファイアを指名

 ブエナビスタ、レッドディザイアの桜花賞ワンツーに注目が集まる「第70回オークス」(JpnI、東京芝2400メートル、24日)だが、今年は伏兵陣も実にハイレベル。流れひとつで波乱の余地は十分ある。なかでも特捜班が注目したのはワイドサファイアだ。3頭出しの藤原英厩舎でも素質はナンバーワンと高評価を受ける逸材。体質の弱さが災いして桜花賞には出られなかったが、ここにきてデキは急上昇。潜在能力を一気に開花させる土台はできた。

 ブエナビスタは強い。レッドディザイアは切れる。「2強」の底力は十分認めつつも、意外と色気を持っている陣営が多いのが今年のオークスの特徴だ。それだけ伏兵陣にも能力のある馬がそろっている証拠だろう。なかでも特捜班の嗅(きゅう)覚にビビッとヒットしたのがワイドサファイアだ。
 オークス3頭出しの藤原英厩舎。昨年、ヴィクトリアマイルをエイジアンウインズで、今年はフェブラリーSをサクセスブロッケンで制覇するなど、年々、実績を上げている。とくに注目すべきはその勝率だ。ここ2年、JRAの最高勝率調教師賞を獲得しており、狙ったレースをきっちり勝ち切るそのスキルは高く評価されている。

 そんな有能な仕上げ人が、3頭のなかで最も期待しているのがサファイアだという。
 「素質なら文句なしのナンバーワン。潜在能力は素晴らしいものがある」とは番頭格の荻野助手。ほかの2頭は桜花賞3着のジェルミナルにスイートピーS勝ちのブロードストリート。僚馬も並の素質馬ではないだけに、その評価の高さが推し量れる。
 新馬勝ちした後、勝ち星から遠ざかっているのは、体質の弱さが災いしたから。それがここにきて随分しっかりしてきたという。
 「成長を阻害せず、徐々に良くなるよう、じっくり鍛えてきた。それがようやく実りつつある」
 20日の最終追い切りは栗東のCW。本格化を実証するように、GIIウイナーのエアジパングを追いかけ、あっさり先着してみせた。6F80秒8、ラスト1F12秒0の時計も文句なし。デビュー以来、間違いなく一番の状態に仕上がった。
 「ケイコで乗っていても、これは違うなあという感じがある。スピードとか切れだとか、そんな次元じゃない。とにかくスケールが違うんや」
 広々とした東京の2400メートルは、そんなスケールの大きさを存分に発揮できる舞台だ。桜花賞でブエナビスタと勝負づけが済んだ馬より、魅力があるのは別路線組。鞍上も大一番で頼りになる岩田騎手なら、先物買いで勝負に出るのも悪くない。

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