街路樹のいちょう並木が、そろそろ色づいてくるころですね。みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
先週の秋華賞は、安藤勝騎手の術中にはまったような一戦でした。4角で先頭に立ったダイワスカーレットに、ラスト33秒台で再加速されては、後続馬はお手上げ。なぜにウオッカは当面のライバルのスカーレットを、射程圏に入れて行かなかったか疑問です。同様に私の◎ベッラレイアも最悪の最後方の位置取り。4角で大外に回され、メンバー最速のラスト3F32秒9の神業的な脚もむなし。印は○☆▲◎の順。「3連単、ボックスで取ったよ」と電話の向こうで知人の笑い声。まあ、良かった、良かったです。
さて、東京のメーンは「富士S」。昨年は秋の東京マイル戦に強いキネティクスを◎にしたら、2番人気のエアシェイディ(2着)と、1番人気のスズカフェニックス(3着)で、3連単19万6310円。大いに溜飲を下げたものです。
富士Sが現在の位置に落ち着いたのが7年前。以来、勝ち馬の前走は、すべてが8〜10月。2着馬も5回が優勝馬と同様です。春の東京以来になる馬は不利。もう一点は強力な逃げ馬が不在。流れは必然的にスローです。
で、スポットを当てたのがローレルゲレイロ。1勝馬ですが、JpnI・朝日杯FSで2着、NHKマイルCで2着。現在最強の1勝馬。ちなみに重賞のマイル戦では、これまで<0410>と抜群の安定感。とくに、注目できるのが3走前のNHKマイルCです。早朝から小雨が降り、午後になり雨足が一段と強くなるなか、積極的に打って出て4番手を追走。前半の半マイルが46秒2。良馬場の安田記念が45秒9。馬場状態を考えると、相当なハイペース。先行馬が総崩れだったのも当然。その中での半馬身差2着は勝ち馬以上の内容。休養明けの札幌戦を叩いて先週、今週と迫力十分の坂路調教。スローが予測される展開で、好位置で対応できる魅力も大。ズバリ、狙い撃ちです。