地元の関西で活躍していたころは、アイドル人気が抜群。出演していた劇場・baseよしもとの、出待ちファンの多さも抜きん出ていた。しかし、東京進出をはたして、キャラが確立していくと、井上に向けられていた黄色い歓声が大きなブーイングに変わった。「キモメン」。今ではこの言葉の、筆頭芸人だ。
14日にオンエアされた『ナカイの窓』(日本テレビ系列)でも、井上はキモい男っぷりを披露した。この日は、「モテモテすぎるイケメン芸能人」が結集。よしもとの次世代イケメンといわれているベイビーギャング・北見寛明、ハーフタレントのJOY、矢口真里の夫で俳優の中村昌也、節約俳優の細川茂樹、歌舞伎町の元No1ホストでプロレスラーの美月凛音、アンジャッシュ・渡部建が、幼少期から現在に至るまでの、モテ伝説を打ち明けあった。
自慢のイケメントークで、『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系列)に出演したこともある北見は、「小さいころからずっとモテ期が止まらない」と自信たっぷり。学生時代には、自転車のサドルを盗まれたことがあると明かした。
そこにカットインしたのが、井上。「僕は、逆のことをしたことがあります。人気者の女子の(自転車の)サドルに、ほっぺをスリスリしたことがあります」と、聞かれもしていないのにカミングアウトしたのだ。
「日本中の女子にラブをお届けしている」と、つね日頃から豪語している井上。学生時代は、モテと極北にいたのか。いずれにしろ、自虐という手でひと笑いをゲットした芸人魂は、賞賛したい。(伊藤由華)