「も、元AV女優のホステスさんがいる…!?」
そんな話を聞きつけ、早速駆けつけた僕。くそまじめな東大生で、夜の店の経験はまだない。
「つい抱かれたくなっちゃうような男物アイテムとかありますか!?」
「ありますよー」
本当に、実在した“抱けるアイテム”。夜遊びビギナー、ベテラン両者ともに、夜の街に繰り出す際のファッション指南書として参考にしてほしい。
これまでと同様、取材に答えてくれたのは、加山なつこさんと月城まおらさん。
42歳のなつこさんは、なんとも見事なHカップの持ち主。
28歳のまおらさん。細くしなやかな身体にアーモンド・アイ、血統書付きの猫ちゃんだ。
繰り返すが、二人共、ホンモノの元AV女優である。
−−香水はどんなのをつけるべきでしょうか?
こう尋ねるとまずはまおらさんが敏感に反応した。
「まず、アピールしたいからって、香水を必ずつけなきゃと思うのがNGですね」
「うん、匂いっていうのは生理的な好みがあるから、結構ハイリスクなんだよね。苦手な香りだったらそれでおしまいだし」しきりに頷いてなつこさんが賛同する。
−−なるほど。
「どうしてもつけるならば、ねっとりしたクセのあるニオイの香水は避けるべき」
「ポマードみたいなニオイがする香水は、色気を出したい気持ちはわかるけど、“近寄りたくない”って思っちゃうかもね」
−−それでもあえてつけるならどんなモノが?
ここで意見は二分。
「私はブルガリがいいと思います。定番ちゃ定番だけど、さわやかで、しかも印象にも残りやすい」とまおらさん。
「私はむしろ、ブランドとかはいいから、シャンプーみたいな、普通のいい香りがするのがいいかな(笑)。香水のセンス云々より、清潔感重視みたいな」となつこさん。
「あと、香水をいっぱい持ってて日によって変えるのが一番ダメ。チャラいと思っちゃう」
「却って全然印象に残らないしね、逆効果かも」
結論。「香水」はかなりムズカしい。むしろこれは、つけないべきでは? いいシャンプーをできるだけ一度にたくさん使って、その匂いをキープするべきでは? シャンプーの匂いが嫌いな女性はまずいないだろうし。
幸運なことに、世の中には「シャンプーの香り」という香水や制汗剤があるらしい。これらを試してみるのもいいかもしれない。
さて、引き続いて次回は、抱かれたくなっちゃう「ハンカチ」についてお聞きする。皆さんも、一味違うオトコを目指そう。
協力・銀座遊里 http://ginzayuuri.com/
取材・構成/川上ぽこひろ
フリーランスのライター。90年生まれ。演劇、お笑いの世界を転々とした末、今年4月、東京大学文科3類に首席合格を果たす。現在では大学生活を送る傍ら、スポニチで『抜ける着エロ』の連載などライター業を両立して活動している。Twitterは@kawakamitkhr。http://ameblo.jp/kawakamitkhr/