松永が考案したデスマッチの舞台はリング3面を金網で囲い、残りの一面にガラスボードを2枚、リング中央の頭上にも2枚設置。天井からは鉄球が吊るされている。まずは試合開始5分後にリングサイドのガラスが車のバックによって破壊される。さらにその3分後には頭上の鉄球が落下し、ガラスが割れるという時限方式の恐怖のリングだ。
この日、ヘルメットとゴーグルを装着し、リング内に入った松永。ガラス一枚で実験したところ、氷柱のようなガラス片が一気に降り注ぎ、リング内外に飛び散った。その破片で松永は右ヒザ周辺をザックリ。足を引きづりながら会場を後にした。
一方、リング外からこの光景を目の当たりにしていた大谷は動揺を隠せず。「これは生死に関わるといっても過言ではない。プロレスラー失格かもしれないが、鉄球が落ちる前に決着をつける」と早期決着を宣言した。
この壮絶なデスマッチから生還するのは果たしてどっちだ。