昨年思わぬ大ヒットを記録したアニメ映画「サマーウォーズ」(3月3日DVD、ブルーレイ発売中)。憧れの先輩・夏希に頼まれ長野の田舎に行った数学好きな高校生・健二が、ネット上の仮想空間OZで起きた事件に巻き込まれ、世界の危機に立ち向かう、というスケール大なお話だ。エヴァンゲリオンの主人公を思わせる内気な少年・健二の声を神木隆之介が、実年齢も神木よりひとつ年上の桜庭が学園のアイドル夏希の声をあてている。この白くてツルツルした顔をした二人は、映画公開時サマザマなPR活動でたびたび一緒だった。これはあるテレビ番組に出演した時の出来事である。
芸歴15年、加藤清史郎以上に子役スターとして活躍した美少年の神木は、実は学校ではあんまりモテないらしい。思春期に差し掛かるも、あまりに子役のイメージが強すぎて女子から避けられているのだ。神木ひとりで出演したトーク番組でもしきりに「モテたい」を連発していた彼だが、その日は女の子と“何かやりたい”衝動が爆発してしまい、「肉食系男子になりたい!」と言い始めた。当然、神木の外見と「肉食」の願望がかけ離れ過ぎで、会場は大爆笑。それを聞いた桜庭ななみも横で大笑いしているのである。芸能界のキャリアは反対だが、神木は桜庭を「先輩」と呼び、桜庭も神木をすっかり弟扱い。年相応な二人だが、彼女にとって神木はまるで恋愛対象で無く、大人っぽい桜庭はチェリーボーイに興味は無いのかもしれない。
自分をどこに出しても恥ずかしく無い美少女は怖いもの知らずだ。既婚者でアブナイ感じの国母選手は、まさにそんな桜庭にとって魅力的な男性に映るのだろう。「友達になりたい」発言は“好意がある”とも取れるので、神経質に発言を削除した桜庭サイドの大人達の判断は賢明だったよう。事務所の先輩の内山理名も昔は清純で爽やかな少女だったが、恋愛の報道があるたびに妖艶なイメージの女優に成長した。カワイイ顔して意外に“魔性の女”予備軍な、桜庭ななみの今後が楽しみだ。(コアラみどり)