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バーデンバーデンC(オープン 福島芝1200m 17日)先週はエプソムC&CBC賞をゲット 絶好調・長田記者の本命は?

 先日、『マー君』こと楽天の田中将大投手が西武松坂以来となる高卒ルーキーの6月での4勝という快挙を成し遂げた。それほどの大物でも、“あと一球”の場面では「最後は150kmのストレートで三振」と力んでストライクが入らずピンチに陥っていた。結果的には完封したわけだが、やはり『色気』を出すとロクなことがない。先週のCBC賞的中で、予想が“大振り”にならないように気をつけたいが…。
 7歳といっても今が旬。バーデンバーデンCの本命は、安定した末脚が魅力のトーセンザオーだ。
 準オープンを勝ち上がるのに10戦を要したが、掲示板を外したのは前々走・春風Sのわずかに1回。1秒4差の9着に敗れたものの、スタートで不利があっただけに参考外だ。鞍上の藤田騎手も「ゲートさえ良くなればもっとやれる馬」と、その能力を高く評価している。
 そして、その言葉通りだったと思わせたのが前走の飛騨S。苦手なゲートを互角に出ると楽に中団につけて脚をタメ、4角で先行勢を射程圏にとらえると、これまでのうっぷんを晴らすような豪脚を見せて快勝。0秒1差と僅差の勝利ではあるものの、着差以上の強さを感じさせた。
 また、差し馬だけに開幕週の馬場が気になるところだが、1分7秒台の持ち時計があり心配無用だ。全5勝すべてがローカルという無類の平坦巧者で、もちろん、福島も1戦1勝と相性のいいコース。今回は12頭と少頭数の競馬で、いつものように馬群をさばく手間もない。ゲートさえ五分なら連勝濃厚だ。

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