圧巻は前走の勝ちっぷり。素早いスタートからハナを奪うと5馬身のぶっちぎり。芝1000m57秒2の時計も上々だった。前々走のデビュー戦はコーナーで膨れ、手前もかえないまま…不器用な走りから一変した。
「あのころはまで太くて馬が苦しがっていた。ひと叩きしたことで、10kg絞れた。ちょうどいい感じだったね」と中尾正師は振り返った。
中間はさらに上昇気配だ。22日の1週前はCWコースで軽快を動きを見せ、6F82秒4(馬なり)をマークしている。
「まだ5kgぐらい絞れる体つきだし、元気もいいから上積みはあると思う。相手は強くなるけど、好勝負を期待している」
中尾正師にとって10年ぶり、タケイチケントウ以来2度目のVが近づいてきた。
【最終追いVTR】CWコースでオースミマーシャルと併せ0秒3遅れ。全体時計(6F80秒5)は出たが、ラスト1Fは一杯に追われて13秒6。4角で外を回ったとはいえ、本来の鋭さが見られなかった。前走時の追い切りに比べて時計も1秒以上遅く、好調時にはいま一歩の感。