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中村勘三郎さんが死去

 人気歌舞伎俳優の中村勘三郎(本名=波野哲朗)さんが5日午前2時33分、急性呼吸窮迫症候群のため死去した。57歳。

 勘三郎さんは今年6月に初期の食道がんを公表。7月末に食道がんの摘出手術を受け療養中だったが、先月になって肺に疾患が見つかり舞台復帰を来春以降に延期すると発表し「がんの転移ではない」と説明していた。

 勘三郎さんの死去を受け、妻・波野好江さん、ともに歌舞伎俳優の長男・中村勘九郎、次男・中村七之助は連名で、「来年4月の歌舞伎座こけら落しに出演することを、心の依り所とし、癌晴って参りました。医療スタッフの方々も懸命な治療をなさって下さいました。けれども遂に、回復する事は叶わず、無念の内に、本日12月5日午前2時33分、急性呼吸窮迫症候群のため永眠いたしました。生前、中村勘三郎を長くご贔屓頂いたことを心より感謝いたします」とマスコミ各社にファクスでコメントを発表した。

 葬儀・告別式、喪主は5日午前の段階で未定だが、歌舞伎界きっての人気者だっただけに、それなりの規模の形で関係者やファンが別れを告げることになりそうだが、このところ、勘三郎さんの容体についてよからぬうわさが流れていたというのだ。

 「11月中に一部週刊誌がかなり容体が悪いことを報じてから、マスコミ各社の歌舞伎関係者に強い人間は情報収集を開始。勘三郎さんが亡くなった場合に備えて予定稿を用意し始めた。おそらく、勘三郎さんは遺産など周辺の整理をしっかりして天国へ旅立ったと思われる」(芸能記者)

 勘三郎さんは歌舞伎役者の枠を超え、ドラマ・映画・バラエティー番組にも積極的に出演していたが、今後、なかなか勘三郎さんのようにマルチな才能を持った歌舞伎役者が現れることはなさそうだ。


 歌舞伎俳優の中村勘三郎さんが5日、急性呼吸窮迫症候群のため東京都文京区の病院で死去した。57歳だった。葬儀・告別式は未定。

 中村勘三郎さんは東京都出身。1959年4月、歌舞伎座『昔噺桃太郎』の桃太郎で五代目中村勘九郎を襲名して初舞台。歌舞伎界において様々な新しい試みを行い注目され、2005年に十八代目中村勘三郎を襲名。しかし、2011年に初期の食道癌に罹患していることが判明した為、年内の演劇活動を停止、療養に専念することを発表していた。

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