井上は、タクシーの運転手のケガについて、診断書から、「全治2週間くらいというお話は弁護士さんの先生から聞いております」と説明。
被害者へは事故後、電話、手紙で謝罪。そして、直接会う機会をつくってもらい、「本当に申し訳ないことをしてしまいました。お体の方は大丈夫ですか」と改めて謝罪した。その謝罪に対してタクシーの運転手も涙を流し、「もう謝罪の気持ちは井上さんから十分、伝わりました。なので、はやく劇場やテレビで漫才している姿を私に見せて下さい。それでまた私のことを笑わせて下さい」との言葉をかけてもらえたという。
この温かい言葉に井上は涙が止まらなくなり、それと同時に、「こんな優しい方に本当に申し訳ないことをしてしまったんだな」との思いになったという。