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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(10/5新潟・10/5阪神)

 先週ピックアップした2頭。新潟デビューの注目馬・ルージュバックは、まずまずのスタートを切ると、折り合い重視の位置取りで後方3番手から。直線は外に持ち出され、じわじわとギアを上げ勢いに乗ると、あっさりと先頭を交わし、最後は流して1馬身1/4差を付ける完勝。独特ながらも上下動の少ないフォームで、上がりは32秒8と決め手は相当なもの。今後が非常に楽しみな逸材。所変わって阪神デビューの注目馬・ロードウォーリアは、出走回避。先週は回避したが出走してきた際には注目。

 今週で今開催が最後となる新潟デビューの注目馬は、10月5日(日)第5R芝1600m戦に出走予定のプルガステル。馬名の由来は「苺の名産地として有名なフランス北西部の街名より。母名より連想」。牡、青鹿毛、2012年5月1日生。美浦・木村哲也厩舎。父ネオユニヴァース、母ゴレラ、母父Grape Tree Road。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。愛馬会法人・キャロットクラブの募集馬で総額4000万円。母は米GI・ビヴァリーディSを制した名牝。全兄には芝で4勝を挙げているネオウィズダムがいる。本馬は非常に見栄えのする好馬体の持ち主で、各パーツがしっかりしており、そこにまとっている筋肉は上質。筋肉量も豊富で繋ぎのクッションは良く、距離はマイルあたりが良さそうだ。なお、鞍上には田辺裕信騎手を予定している。

 阪神デビューの注目馬は、10月5日(日)第5R芝1400m戦に出走予定のビスカリア。馬名の由来は『ナデシコ科の花の名前。花言葉「望みを達成する情熱」』。牝、鹿毛、2012年4月24日生。栗東・山内研二厩舎。父ヴァーミリアン、母フサイチジェット、母父Gilded Time。生産は新ひだか町・岡田スタッド、馬主はノルマンディーサラブレッドレーシング。愛馬会法人・ノルマンディーオーナーズクラブの募集馬で総額800万円。半兄にはダート短距離で19戦4勝2着8回の連対率6割3分を誇るシンキングマシーン(父フサイチコンコルド)がいる。本馬は前駆の勝った造りだが、トモには幅がありこれから実が詰まってくるだろう。繋ぎは短めだがスナップは良く効いている。飛節に伸びがあるタイプではなく、距離は短い方が良さそうだ。なお、鞍上には和田竜二騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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