レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英が、今シーズンのホーム最終戦で躍動した。
ラ・リーガ第37節が現地時間18日に行われ、レアル・ソシエダは本拠地『レアレ・アレーナ』にジローナを迎えた。開始早々の5分に先制したレアル・ソシエダは5分後に1点を返されるも、久保が獲得したPKをミケル・オヤルサバルが沈めて勝ち越しに成功。後半には再び追い付かれたが、アディショナルタイムにアルカイツ・マリエスクレナが値千金の決勝点をマークし、3-2で競り勝った。
フル出場した久保はPK獲得のシーン以外にも随所で好プレーを披露し、レアル・ソシエダの攻撃を力強く牽引。22分にこぼれ球を拾って枠内へ強烈なシュートを飛ばすと、45+3分には高く上がったルーズボールに反応しダイレクトボレーでゴールを狙う。ボックス手前から放たれた一撃はゴール左隅へ向かったが、惜しくも相手GKのスーパーセーブに阻まれ、得点とはならなかった。
90分間に渡ってキレのあるプレーを続けた久保を現地メディアは高く評価。スペイン紙『マルカ』が3つ星中の2つ星をつけたほか、『Noticias de Gipuzkoa』は10点満点の採点でチーム最高の「7点」をつけつつ、パフォーマンスを次のように総評している。
「レアル・ソシエダで最高の選手であり、この悲しいシーズン終盤を救い出せる唯一の選手だ。決して隠れることなく挑戦し続け、勇敢で闘志に満ち溢れている。PKを誘発し、2つの素晴らしいゴールにも迫った。プレスを緩めることなく、常に危険な存在だった」
イマノル・アルグアシル体制最後のホームゲームを劇的な白星で飾ったレアル・ソシエダ。現地時間24日の最終節ではアウェイでレアル・マドリードと対戦する。