同ドラマは、ねむようこ氏による同名コミックが原作。元カノの美和子(生田絵梨花)を引きずり、10年恋をしていない恋愛下手な33歳の向井悟(赤楚衛二)が、1話ごとに急接近する女性と恋愛が始められるか…という男女の駆け引きが見どころのラブストーリーだ。
※以下、ネタバレ含む。
5話で10年ぶりに美和子と再会した向井くんだが、2人は再度急接近。美和子の家で関係も持ち、デートしたり家で食事したりという仲に。とはいえ、「付き合っている」と思っているのは向井くんだけのようで――という展開に。
>>ドラマ『向井くん』、赤楚衛二のモデルはパンサー向井? 尾形の出演に納得の声、作者が裏話明かす<<
今回話題となったのは、向井の妹・武田麻美(藤原さくら)と向井家で同居中の夫・武田元気(岡山天音)を巡るシーン。麻美は婚姻関係を続けて人生のステージが変わっていくにつれ、元気が変わってしまうのを不満に思っており、しばらく別居状態が続いていた。
そんな中、元気が店長を務めるスパイスバーを手伝う常連客の芽衣(穂志もえか)。芽衣は元気に好意があると見えるが、「一つは奥様に」と鳩の描かれた色違いの手作りアイシングクッキーを元気に渡す。元気はそのクッキーを悪びれもせず「手作りなんだってすごいよね」と麻美に渡すも、麻美はその場で開けてバリバリ音を立てて食べ始める。食べながら、「アイシングクッキーって描いては乾燥させて描いては乾燥させてって作るのクソ面倒くさいんだよね。随分手の込んだ宣戦布告ですこと…」と食べ進め、完食すると「確かに受け取りました」と元気にゴミを渡して立ち去る――というシーンが描かれた。
この鈍感な元気と、女同士のバトルにSNSでは「アイシングクッキーの宣戦布告に鳥肌」「アイシングクッキーが絶妙オブ絶妙で用意した方すごすぎると思った。絶妙な手作り感が最高に腹立つ!」「アイシングクッキーはさぁ…手作り菓子界でも屈指の情念の強さ感じるよね」「普通のクッキー作ってくる方が全然マシ アイシングクッキーはほんまにタチ悪い」「アイシングクッキーとか手の込んだもの渡したらそら彼女怒るだろバカかこいつは」「大人数に渡す内のひとつ、とかじゃなくて、元気くんと奥さんのためだけのアイシングクッキー…」と、女性たちからの恐怖の声が。
手の込んだ“宣戦布告”に気付かなかった層からは「大人の果し状はアイシングクッキーなのか」「アイシングクッキーの意味...そうだったんだ」「アイシングクッキー宣戦布告かw手軽にプレゼント出来なくなったw」と、驚きの反応も見られた。
その後、遂に直接対決となった麻美と芽衣。「アイシングクッキーご馳走様でした。とてもお上手なんですね。クソみたいなことに時間使うのが」という麻美の先制パンチに、芽衣が「元気くんが夫らしく振る舞うこと嫌がってた割に、自分はちゃっかり嫁ヅラするんですね」と強烈なカウンターパンチを返すというヒリヒリとしたシーンも。
向井くんだけでなく、麻美夫婦の行く末にも注目が集まる。